練りあがった肉を充填機に移し、羊腸に詰めていきます。羊腸はオーストリア産の羊の腸を
使用しています。オーストラリアの羊は、牧草を食べ放牧で育てられている為、腸が草の 繊維で綺麗に掃除されているので、きれいな乳白色をしていて食べた時の食感も良く、口の
中での残留感も少ない高級品です。しかし、残留感が少ないという事は、弱いという事とつ ながる為、充填能率の非常に悪い手間のかかる腸です。充填のコツは、弱すぎず強すぎずと
いう事。弱すぎると熱処理の段階で腸が縮んで残留感の強いものになってしまい、ウィンナ ーの表面にもしわがよったり、弾力に乏しいものになってしまいます。又、強すぎるとねじ
る時に敗れたり破損の原因となります。